メイカーフェア東京 2022
久々に見るビッグサイト。
前回来たときは8月でしたが、それより1ヶ月遅くの開催なので朝晩はマシになったとはいえ、やっぱり暑かった・・
そして、メイカーフェア自体も2019年と比べて、コロナ禍のためか会場の規模は半分くらいに縮小されている感じですね。
ただ、会場の熱気というか人の多さは以前と変わらずで、人気のブースではなかなか話が聞けませんでした。
というわけで、以下会場で見かけた展示を写真とコメントをつらつらと書いていきたいと思います。
予告状作成マシン。
昔、テレビなどで新聞の文字をくりぬいて脅迫状を送りつけるみたいなシーンがよくありましたが、あれを自動で作ってしまおうというおバカ系(褒め言葉)マシン。
新聞から目的の文字を切り出して、ポストカードに貼り付けてくれます。
平面ディスプレイを上下に素早く動かせば3D表示ができるという展示。
秒間7回くらい上下しているそうで、実物は写真で見るより立体的に見えました。
NANDだけで作ったという16ビットCPU。
汎用ロジックだけで作るのも大変なのに、さらにNAND縛りというのがすごい。
こちらは機械式リレーでできたCPU。
カチャカチャという音が心地よいです。
鉄道模型を電子制御するという展示。
なんだけど、Altair8800の互換機にどうしても目がいかないという罠(笑)
プレステ2をそのまま搭載したテーブル筐体型ゲーム機。
質感とか随所にこだわりがあって、すごくよくできてます。
シャア専用キーボード。
キートップの縁が色あせているのは、わざとそういう加工をして使い古した感を出してるそうです。
今年は自作キーボードの展示が少なめだった気がします。
鉄道の行き先表示器の模型(?)
こういうの作ってみたくなりますよね。
自作ニキシー管。
思ったより大きかったけど、うちにあるロシア製ニキシー管より遙かに綺麗。
ニキシー管を自作するというのがすごい。
北海道のインターステラテクノロジーズの展示。
ロケット打ち上げ時につかった制御盤?
すごく人気で残念ながら話は聞けませんでした。
自作チップマウンタ。
A4くらいのサイズですが、ちっちゃな部品を基板上に正確に載せていくとこをは見ていて飽きないです。
絵がブロックとチェーンで囲まれる事で守られるという、手前の本をあわせて一体となるアート。
ブラックだなぁ(笑)
NHKの魔改造の夜に出ていた、幅跳び掃除機マシーンなども展示されていました。
えんぴつ曲げマシーン。
えんぴつの根元を持って揺らすと、曲がって見えるというのアレを再現します。
こちらは動画でも。
(実際はもっと曲がって見えるんですが)
他、もっといろいろと展示は見てましたが、今回はこのへんで。
しかし、朝から終了まで1日かけてじっくり見て回ったつもりでしたが、ツイッターとかでメイカーフェアを検索してみると、まだまだ見ていない展示が結構あるなぁ。
Maker Faire Tokyo 2018
8月始めに東京ビッグサイトで開催されたメイカーフェア東京に行ってきました。
以前より会場は広くなった気がするけど、人も増えてましたね。
というわけで、見てきた展示のいくつかを紹介します。
なお、説明は私が話を聞いて理解したつもりの内容なので、間違ってるかもしれません。
また、分かる限り出展者様情報も載せましたが、分からないところもあります。
その点ご了承下さいませ。
機械式時計の精度アップ
機械式の振り子時計の精度を上げる装置。
下部に設置した電磁石で振り子の周期をコントロールして時刻を調整してます。
時計自体には手を入れてないらしくて、動力はゼンマイのまま。
なので、家に振り子時計があるなら、下に置くだけで使える・・・のかな?
木楽らぼ様
(http://kirakulabo.blogspot.com/)
タヌキが化けるお社
頭に紙を切り抜いて作った葉っぱを貼り付けてお賽銭を入れると、ピョンと跳ね上がってたぬきが化けます。
文章だとよく分からないと思いますが(動画を撮っておけば良かった)
貼り付けた葉っぱを画像認識して何に化けるかを判断していて、その形も機械学習していくので、ある程度適当に切り抜いてたものでも大丈夫なんだそうな。
お社の造形の完成度が高いのもポイント。
ワントゥーテンドライブ様
(http://www.1-10.com/drive/)
原寸大IV号戦車
大迫力のIV号戦車。
軽自動車のエンジンで実際に走る事ができるみたいですが、さすがに会場では動いてない。
IV号戦車と言えば例のアニメが思い浮かびますけど、そのネタもやっぱりありました。
わくわくメイカー様
(https://twitter.com/wkwk_maker)
4bit CPU TD4
今年も「CPUの創りかた」の4ビットCPUを作成されている方が。
赤い基板と、ROM(と言ってもディップスイッチですが)部分がカートリッジ式になっていて取りかえ可能なのがいいですね。
配線の多さで実作は諦めたモノとしては、この基板は欲しいなぁ。
TOMOMI RESEARCH様
(http://www.tomomi-research.com/)
サバゲでドミネーション
コンピュータゲームのFPSでよくあるドミネーションをサバイバルゲームで行うためのデバイス。
(ドミネーション=要するに陣取りゲーム)
プレイヤーは電子タグを持って陣地を占領しに行って、写真にある子機が無線で電子タグを検出して、どのチームが陣地を制圧してるかを判定する。
で、そのデータを親機に送ることで全体状況をリアルタイムに可視化できるようにしてるんだそうな。
子機には制圧メーター(?)がついていて、FPSと同じようにグラフが変わっていくので緊張感ありそうですね。
tande lab.様
(http://tande.jp/lab/)
ビール適温化装置
ビールをヒートシンクなどで冷えやすくして、更に適温になったらスマホに通知してくれる装置。
冷やす機能は無いので、冷やす時は装置ごと冷蔵庫に入れるんだそうな。
(逆に冷えすぎから適温にすることもできる)
ビールが冷えてなくて冷凍庫に放りこんだはいいけど、そのまま凍ってしまう悲劇を防げる素晴らしい装置ですねえ。
STEA project様
(https://twitter.com/baikeido)
畳ギター
畳で表装されたギター他の楽器たち。
ギターの表装を畳にするメリットはあるのか聞いてみたら、特に無いというか逆に音がこもるデメリットがあるそうな(笑)
あくまで畳をピーアールすることが目的なので、その辺はあまり問題にしないという割りきりの良さ。
確かにインパクトはでかい。
これらの楽器を使ったコンサートなども行ってるそうです。
どうでもいいですけど、出展者名はYAMAHAの元の名前のもじり?
日本畳楽器製造様
(http://www11.plala.or.jp/nishiwakitatami/nihontatamigakkiseizou.html)
卓上アーケード風ゲーム機
NEOGEO mini のような小型の卓上アーケード筐体。
ドリームキャスト対応ということで、背中にドリキャスがそのまま収納されております。
そして、なぜかスティックなのにセガラリー。
ちなみにセガの人も見に来てくれたそうで、半公認?(笑)
mono2qryの部屋様
(https://ameblo.jp/mono2qry)
PC-8001 Bluttooth キーボード
PC-8001の実機を使ったBluetoothの無線キーボード。
マザーが死んでたPC-8001のキーボード部分だけ利用して作成したそうです。
PC-8001でiPadを操作しているような錯覚が味わえます。
そして、意外と打ちやすい。
ニキシー管風時計
アクリル板で作ったニキシー管風の時計。
0~9までの数字を彫ったアクリル板を重ねて、表示する部分にだけ上下からLEDを当てて数字を表すという仕掛け。
輝度が足りないという事でしたが、暗いところで見るとなかなか綺麗でかっこいい。
自作キーボード
今回のメイカーフェアでは自作キーボードがたくさんありました。
左右分離式やらカラフルなものとか。
キースイッチもいろいろあるようで、本当に種類が多い。
マス目上にキーが並んだものが多いのが気になりましたが、馴れるものなんでしょうかね?
他もいろいろ見て回りましたが、とても全部は紹介しきれないのでこの辺で。
しかし、一通りの展示は見たつもりでいたんですが、後からSNSとか読んでると見覚えのないものがちらほら。
そんなのどこにあったんだ・・・。
来年はもっとじっくり見て回ろうと思った次第です。
ベーマガイベント その2
先日行ってきたベーマガイベント、トークショー以外にも物販コーナーやちょっとした展示もあったので、そちらもちょっと紹介します。
入口すぐのところに置いてあった懐かしのマイコンたち。
当時のゲームが動いてるんですが、PC-9801版ギャプラスを縦画面で動かしていたりして凝ってます。
伝説のタイニーゼビウス(のmk2?)
これのmk2でない方は元々中学生が作成したんですよね。
いやぁ、本当に凄いことだ。
入口奧には表紙がずらっと並べてありました。
私がよく読んでいたのは、このあたりの表紙の時ですね。
ベーマガのバックナンバー(古本)も売っていたんですが、お値段なんと4000円(年代によって変わる)。
捨ててしまったのがいろいろな意味で惜しい。
手元に残っているベーマガはこの2冊のみ。
左は最終号で、右は捨てられずに残っていた1988年9月号。
アーケードゲーム基板を動かそうという特集がマニアック。
中身はこんな感じでプログラムリストが掲載されていました。
ゲームで遊ぶために自分でせっせと入力したもんです。
ベーマガイベント「ALL ABOUT マイコンBASICマガジン II」
ベーマガこと「マイコンBASICマガジン」は私が中学生くらいの頃によく読んでいたコンピュータ雑誌。
名前の通りBASICを主体としたプログラムの投稿や解説が連載されていて、私のプログラム歴の原点ともいえます。
その誌面で活躍していた編集者さんや執筆者さんが、休刊から15年を経てトークイベントをやるというのだから、見に行かずにはいられません。
(と言いつつ今回で2回目のイベント。前回の開催を知った時には、既にチケットは売り切れでした)
イベント本編
イベントは4部に分かれていて、13時から19時まで実に6時間に及ぶもの。
これはさすがに長くてしんどいのではないかと思ってたんだけど、実際は面白すぎてあっという間でした。
第1部 ベーマガ編集部 再集結!
第1部での登壇者。
もう散々言われてることですが・・・つぐ美さんは実在した!
つぐ美さんはマイナー機種の担当で長いこと「ぴゅう太」を担当していたからか、しまいにはつぐ美さんの事が「ぴゅう太」みたいになっていたとか。
辞められるときは「ぴゅう太」を貰ったそうです。
ちなみに、登壇者紹介時以外は写真撮影禁止だったのと、スマホではうまく撮れなかったので他に写真はありません。
気になるつぐ美さんのお写真は、ネットで探せばあるかも!?
第2部 スタープログラマー VS ○○プログラマー
第2部ではベーマガ誌上で有名なスタープログラマーが当時の投稿作品をわざわざ実機を使って紹介するというもの。
ですが、これがやはりというか、なかなか上手くいかない。
Bug太郎さんが壇上の88をフロッピーで起動しようとしてもうまくいかず、その後予備のディスクで起動するも、今度は非情なBEEP音とともに「DISK I/O ERROR」が発生。
相次ぐトラブルで場がしらけるかと思いきや、「予備ディスクで起動して元のディスクでLoadしてみたら?」とか「2ドライブ側で読み込んでみたら?」とか「V2モードがどうのこうの(詳細忘れた)」とか試行錯誤があり、そんなトラブル対応を見ているのもまた面白い。
「2HDドライブで書いたから2Dドライブで読めないのでは?」とか言ってる人もいて、「そういえばそんなのがあったなぁ~」と懐かしんでたんですが、こんなネタが分かる人がどれだけいるのやら。
(結局動きませんでしたが、この後最新作「N-TYPE2」で挽回)
ファミベのよっしんさんはデータレコーダでテープをLoadするという、さらにハラハラする状況でしたが、こちらは無事に読み込めました。
よっしんさんの作品はファミリーベーシックでグラディウスのようなレーザー攻撃を再現するシューティングゲームなんですが、これが本当にファミリーベーシックなのかと思う凄い完成度。
どこで見つけたのかよっしんさんのWebサイトは昔から知っていて、グラディウス風レーザーも見たことあったんですが、やはり実機で動いてるのは感動ですね。
ちなみに、そのWebサイトにはファミリーベーシックのマニアックな情報も載っていて読み応えがあります。
メモリ節約のためにはDr.Dに叱られるのを躊躇してはいけません。
第3部 DEMPAサウンドチーム クロストーク
古代祐三さんをはじめとする、ゲームミュージック関連記事執筆者のクロストーク。
またしてトラブル発生もブラインドタッチ(本当に画面が表示されない)で乗り切る古代さんもすごかったですが、「はちみつ川野」改め「とちもち川野」こと川野俊充さんや粟田英樹さんなどが当時中学生だったというのが驚きでした。
だって、当時は自分も中学生でしたからね。
第4部 スーパーソフトコーナー プレイバック
ベーマガはプログラムだけでなく、ゲームも扱ってました。
それもパソコンとアーケードのみを対象としてコンシューマは扱わず、内容も結構「濃い」もの。
そのライター陣のトークが第4部。
ここでもいろいろ面白い話がありましたが、一番印象に残ったのはベーマガにあまり関係ないけど、MMR(コンピュータ用語とかでなくて、マガジンミステリー調査班)のイケダ隊員がベーマガライターだったという事だったりして。
まとめ
機器トラブル続出だったイベントですが、そんな中でも慌てることもなくスムーズに司会進行する山下章さんが凄かった。
えーと、山下さんの本職はなんでしたっけ?
最後にサプライズでベーマガ休刊で未完となっていた「バトル・オブ・スト2」を完成させた単行本が会場で販売されたんですが、残念ながら時間がなくて買えず。
イベントは今思い出しても楽しく大満足でしたが、これだけ後悔してます。
3回目もやって欲しいですが、ベーマガ読者は東京だけじゃなく日本中にいたわけですので、次はそこら辺も何とかしてもらえると嬉しいですね。
Maker Faire Tokyo 2016
またまた久々のブログになってしまいましたが、日曜日に東京ビッグサイトで開催された「メイカーフェア東京」へと行ってきました。
メイカーフェアというのは、個人や団体等のメイカーが集まって作品を展示・発表するという、あのオライリーが主催するモノ作りのイベントです。
会場はこんな感じ。
この写真を撮ったのは開場してすぐなので人が少ないですけど、お昼くらいからはどっと人が増えて結構な混み具合。
こういうイベントでは、メイカーさんに作品についてイロイロ話を聞くのが面白いのですけど、混んでくるとなかなかそれが出来なくなるのが残念。
というわけで、見て回った作品をちょっとだけ紹介します。
かの名著「CPUの創りかた」に登場するCPU「TD4」を実際に作って展示されてる方がいました。
汎用ロジックICで出来た4ビットCPUです。
下の方にある16個のDIPスイッチがROM(16バイト)なんですよね。
電飾が施されたヨーヨー。
残像を利用して綺麗に模様が浮かび上がります。
左側はアニメーションでミクさんが動くという、さらなるすぐれもの。
アナログメーターで出来た時計。
レトロな雰囲気が良いのもありますが、大きなメーターのおかげで見やすいという実用性もありますね。
鉄球が転がって行くのを眺める10センチ四方くらいの装置。
(ピタゴラ装置・・とはちょっと違う。こういうのは何と呼べばいいんでしょうね?)
しかし、この手の物は見ていて本当に飽きない。
動画でないと魅力がイマイチ伝わらないかもですけど。
電子箱庭「のらぴか」
小さな箱にスイッチやらセンサーがついていて、押すとLEDが点いたり音が出たりします。
それだけと言えばそれだけなんですけど、これがカチカチいじってるだけで楽しい。
8インチのフロッピーディスクドライブで音楽を奏でるという作品。
上部にはハードディスクもついていて、両方で演奏してました。
他にもLEDで光るアクセサリーが売っていたり、VRでドローンの操縦が疑似体験できたり、実用的なものからジョークガジェットまで、本当にたくさんの出展がありました。
いやぁ、面白かった。
しかし、こういうのを見ていると、自分でも何か作りたくなってきますねぇ。
サイクルモード・ライド
日曜日、万博記念公園で行われたサイクルモード・ライドというイベントに行ってきました。
サイクルモードとは
スポーツ自転車の展示・試乗会です。
以前はインテックス大阪で大々的に行われてたのですが、数年前から大阪では行われなくなり(東京では毎年行われてます)、もう無くなったのかと思っていたら、今年になってサイクルモード・ライドとして復活。
肝心の自転車の写真をあまり撮ってませんでしたが、70万近くする高級車にも試乗できる楽しいイベントです。
東京に比べたらショボいんだろうなぁ・・と思いきや、大阪にしか出展していないビアンキやTREKといったブランドも結構あり、意外と負けてはいません(笑)
自転車本体の他、パーツや自転車用ジャージなんかの展示もあります。
そして、なぜか大阪府警のパトカーも。
サイクルモードの後は、せっかくなので梅林と太陽の塔を見て帰りました。
太陽の塔は近くでみると本当にデカくて大迫力。