ベーマガイベント「ALL ABOUT マイコンBASICマガジン II」
ベーマガこと「マイコンBASICマガジン」は私が中学生くらいの頃によく読んでいたコンピュータ雑誌。
名前の通りBASICを主体としたプログラムの投稿や解説が連載されていて、私のプログラム歴の原点ともいえます。
その誌面で活躍していた編集者さんや執筆者さんが、休刊から15年を経てトークイベントをやるというのだから、見に行かずにはいられません。
(と言いつつ今回で2回目のイベント。前回の開催を知った時には、既にチケットは売り切れでした)
イベント本編
イベントは4部に分かれていて、13時から19時まで実に6時間に及ぶもの。
これはさすがに長くてしんどいのではないかと思ってたんだけど、実際は面白すぎてあっという間でした。
第1部 ベーマガ編集部 再集結!
第1部での登壇者。
もう散々言われてることですが・・・つぐ美さんは実在した!
つぐ美さんはマイナー機種の担当で長いこと「ぴゅう太」を担当していたからか、しまいにはつぐ美さんの事が「ぴゅう太」みたいになっていたとか。
辞められるときは「ぴゅう太」を貰ったそうです。
ちなみに、登壇者紹介時以外は写真撮影禁止だったのと、スマホではうまく撮れなかったので他に写真はありません。
気になるつぐ美さんのお写真は、ネットで探せばあるかも!?
第2部 スタープログラマー VS ○○プログラマー
第2部ではベーマガ誌上で有名なスタープログラマーが当時の投稿作品をわざわざ実機を使って紹介するというもの。
ですが、これがやはりというか、なかなか上手くいかない。
Bug太郎さんが壇上の88をフロッピーで起動しようとしてもうまくいかず、その後予備のディスクで起動するも、今度は非情なBEEP音とともに「DISK I/O ERROR」が発生。
相次ぐトラブルで場がしらけるかと思いきや、「予備ディスクで起動して元のディスクでLoadしてみたら?」とか「2ドライブ側で読み込んでみたら?」とか「V2モードがどうのこうの(詳細忘れた)」とか試行錯誤があり、そんなトラブル対応を見ているのもまた面白い。
「2HDドライブで書いたから2Dドライブで読めないのでは?」とか言ってる人もいて、「そういえばそんなのがあったなぁ~」と懐かしんでたんですが、こんなネタが分かる人がどれだけいるのやら。
(結局動きませんでしたが、この後最新作「N-TYPE2」で挽回)
ファミベのよっしんさんはデータレコーダでテープをLoadするという、さらにハラハラする状況でしたが、こちらは無事に読み込めました。
よっしんさんの作品はファミリーベーシックでグラディウスのようなレーザー攻撃を再現するシューティングゲームなんですが、これが本当にファミリーベーシックなのかと思う凄い完成度。
どこで見つけたのかよっしんさんのWebサイトは昔から知っていて、グラディウス風レーザーも見たことあったんですが、やはり実機で動いてるのは感動ですね。
ちなみに、そのWebサイトにはファミリーベーシックのマニアックな情報も載っていて読み応えがあります。
メモリ節約のためにはDr.Dに叱られるのを躊躇してはいけません。
第3部 DEMPAサウンドチーム クロストーク
古代祐三さんをはじめとする、ゲームミュージック関連記事執筆者のクロストーク。
またしてトラブル発生もブラインドタッチ(本当に画面が表示されない)で乗り切る古代さんもすごかったですが、「はちみつ川野」改め「とちもち川野」こと川野俊充さんや粟田英樹さんなどが当時中学生だったというのが驚きでした。
だって、当時は自分も中学生でしたからね。
第4部 スーパーソフトコーナー プレイバック
ベーマガはプログラムだけでなく、ゲームも扱ってました。
それもパソコンとアーケードのみを対象としてコンシューマは扱わず、内容も結構「濃い」もの。
そのライター陣のトークが第4部。
ここでもいろいろ面白い話がありましたが、一番印象に残ったのはベーマガにあまり関係ないけど、MMR(コンピュータ用語とかでなくて、マガジンミステリー調査班)のイケダ隊員がベーマガライターだったという事だったりして。
まとめ
機器トラブル続出だったイベントですが、そんな中でも慌てることもなくスムーズに司会進行する山下章さんが凄かった。
えーと、山下さんの本職はなんでしたっけ?
最後にサプライズでベーマガ休刊で未完となっていた「バトル・オブ・スト2」を完成させた単行本が会場で販売されたんですが、残念ながら時間がなくて買えず。
イベントは今思い出しても楽しく大満足でしたが、これだけ後悔してます。
3回目もやって欲しいですが、ベーマガ読者は東京だけじゃなく日本中にいたわけですので、次はそこら辺も何とかしてもらえると嬉しいですね。